石狩市 札幌市 合気道 北海道春風館

北海道 春風館

特徴

身体を球体のように「つなげる」ことで、「統一された」「蹴れない」「身体中が同じ速度で動く」結果として相手には初動が察知しにくい、大きな力が伝わり、効率的な身体運用となり、自分の重さを使って相手を崩す、又は重い打、切を出せるようになります。
各稽古の最初に「根本法の稽古」で身体を「つなげ」、その後「具体的な技」の稽古に入ります。

※この「つながる身体」を作ることで、他の武道やスポーツ、介護での身体の使い方等に大変役に立ちます。

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根本法の稽古

輪の舞(動画参照)

杖の約半分の長さの棒を使います。(“半杖”と呼びます)
諸手

「捕」が半杖を持った片手を、「受」に両手でしっかり持ってもらう。「捕」は半杖を使って身体をボールのように繋げ、自分が動ける方向に転がるように回る。
「受」は「捕」の動きの力の偏りがある時は止める(止められる)。身体中がつながりボールのように転がられると、止めにくい。
「受」は掴んだ「捕」の手に直接力が入れば、それを察知し止めることが出来るが、繋がった身体中が同時に動き出すと、初動の気配が消え止めにくくなる。
単純には、半杖を持たない反対の手で半杖の端を引っ張ると初動がわかりにくくなる。

両手

「捕」が半杖を持った両手を、「受」に両手でしっかり持ってもらう。「捕」は半杖を使って身体をボールのように繋げ、自分が動ける方向に転がるように回る。 諸手と違い、反対の手で引っ張ることが出来ないので、難易度は高くなる。 ボールのように繋げた身体中を同じ速度で転がるように動かすことで、相手には察知しにくい大きな力となり、「受」は崩れる。

そよ風(動画参照)

座技

「捕」「受」ともに、跪坐(正座から足の指を立てた状態)で両手を胸の前で合わせ「捕」は「受」を押し倒す、「受」はそれに耐えるか、受け流す。
「捕」は身体中をつなげ、身体に早い、遅い部分を作らないように前へ出て「受」を崩す。
人差し指や小指だけでも、「受」を崩すことが出来る。
「捕」は簡単に押せるだけでなく、押されなくなります。(動画参照)

立位

座技と同じように、お互いに立った状態で手を合わせ、押します。
条件が整えば、直立体(両足を閉じて真っ直ぐに立った状態)でも「受」の
押しに耐えることが出来ます。(動画参照)

相撲

日本の相撲のように、“がっぷりよつ”(お互いの両手が相手の腰に触る状態) で組んでも、押されなくなりますし、簡単に押せるようになります。 ただし相方の帯は掴みません(動画参照)

座技稽古方法(動画参照)

基本1

「捕」は正しい正座をして両腕を肩の高さで伸ばしてあげ、「受」に両手で押してもらう。押されない座り方、力の出し方を学ぶ

基本2

「捕」は両肩を詰まらせて両手を取らせ、両肩を下げ身体を「つなげる」ことで「受」を前方に崩す。「つなげる」ことで腕の筋肉ではなく、背筋群等が使われるようになる。

基本3

「捕」は膝の上で取らせた両手を、身体を「つなげ」ボールを逆回転せせるように身体を動かし「受」を上に崩す。

基本4

「捕」は膝の上で取らせた両手を、「受」の押さえる力の方向によっては、身体を「つなげ」そのまま真っ直ぐ両腕を伸ばすことで「受」を前方に崩す。(片手づつやることも可)

手首取(動画参照)

膝の上で取らせた両手の片方を、もう片方の手の下に潜らせ、身体を「つなげる」ことで、身体全体の円運動にすることで相手を崩す。

肘取(動画参照)

手首取と同じだが、片手を相手の肘まで延ばして崩す。

手刀当(動画参照)

手首取と同じだが、片手を相手の首まで延ばして崩す。

逆流(動画参照)

膝の上においた片手を相手に片手で取らせ、身体を「つなげる」ことで身体全体の円運動にし、相手の力の入っている方向に逆流させるように崩す。

くもの巣(動画参照)

基本の2のように相手を掴んだ「受」が身体を「くもの巣」のように「つなげ」ピンと張った糸に獲物がかかったのを察知し、くもが獲物を絡めとるように、「捕」を逆に崩す。

寝返り(動画参照)

「捕」は仰向けに寝て「受」に両肩を上から押さえてもらい、それを身体を「つなげ」すべて同時に動くことで、「受」を崩す。ちょうど「寝返りをうつ」ように動く。

具体的な技については、このホームページを通じて発表いたします。
または入会をして学んでゆくことができます。

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